英単語の覚え方【target1900編】
英語を学習するうえで必須の単語帳。あなたは使いこなせているでしょうか?
「有名な単語帳を購入したけどイマイチ覚え方が分からない。」
「がむしゃらにやってみたけど量が多すぎて萎える。」
今日はこういった受験生に向け、英単語の覚え方を紹介します。
私が現役時代に使っていたのはtarget1900なので今回はそれを使います。
英単語ターゲット1900 旺文社
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まだ単語帳を持っていない方には、センター試験、ほぼすべての大学(東大、京大、国際教養などを除く)の2次試験に1冊で挑むことができる、target1900をおすすめします。
単語を覚えるのに必要なこと
英単語の覚え方【金のフレーズ編】の記事で以下のように紹介しました。
私は、単語を覚えるうえで必要なプロセスは「頭に入れる」「反復」「スキマ時間の学習」の3つで、この3つのプロセスを覚えきれていない単語を明確にすることを意識しながら毎日行えば、単語帳1冊を効率よく完璧にできると考えています。
基本的には単語帳が変わっても単語の覚え方の根幹は同じです。
あえて記事を2つに分けた理由は、金のフレーズは赤文字が英語の部分なのに対し、target1900は赤文字が日本語訳部分なので覚え方が少し変わってくるからです。あと、収録されている単語数も相当違います。
今回は、金フレと同じ部分は引用を使いながら、target用の暗記法を説明していきます。
用意するものは単語帳(付属の赤シート)、シャーペン(ボールペンでも可)、白紙(ノートとか)、付箋(プラスチック製のもの)です。
※以下、覚え方の一例です。
具体的な勉強法【概要・プロセス3つ】
ターゲットの概要
これは私のターゲットの、とある見開き1ページです。
左側のページに英単語と日本語の意味、右側に例文が載っています。
単語を覚える作業などでは重点的に左側のページを使います。(右も使いますが)
また、覚える日本語の意味は赤文字のものだけで十分です。核となる意味を一つ覚えておけば、実際に長文問題などで問題演習をしていく中で、文脈に沿って意味を推測できるようになります。
① 頭に入れる(所要時間 約30分)
1 まずは英語と日本語、そして例文に目を通しながら、英語の並びとその意味をじっくり味わいます。アルファベットの並びを見ながら、日本語の意味について考えたりして、2つを紐づけましょう。
2 次に英単語だけを見ながら、その日本語の意味が頭の中に出てくるようにします。
そしたら次の単語に進む、という流れを(1ページ分)続けます。
1ページが終了したら、
4 左のページを全部赤シートで隠し、英単語を見て、英単語と日本語の意味を紙に書きます。
このとき間違えた単語はその単語の欄に、画像のように付箋を貼ります。
こんな感じで、1日20-30語(約2-3ページ)を基準に進めていきます。
ここまでが「頭に入れる」プロセスです。このプロセスは毎日やる必要はなくて、次の「反復」を毎日やりながら、ペースを見極めてください。
② 反復(所要時間 約60分)
学習を進めていくと「頭に入れ終わった」単語が増えていきます。それを毎日100個単位で、さきほどの4の作業(英単語を見て、英単語と日本語の意味を紙に書く)のみを行います。
毎日、100個ごとに分かれているセクションを一つ決めて「反復」してください。このときも間違えた単語には、付箋を付けていきます。逆に正解したら、付箋はとって大丈夫です。
とった付箋はこんな感じで赤シートにストックしておくと、またすぐ使えるのと、赤シートで隠れない関連語とかが隠れるようになって便利です。
はじめのうちは覚えていないものが多いのは当たり前です。付箋まみれになるでしょう。
回数を重ねて、付箋をどんどん減らしていきましょう。
これが「反復」です。
前の「頭に入れる」プロセスは、反復が十分に行えるように、300ずつくらい進めては一回止めて、何日か反復だけを行い、十分に覚えたら次の300個を進める くらいがベストです。
余談ですが、反復の作業は手帳との相性が非常に良いです。手帳に毎日反復したセクションを書いていれば、学習の偏りなく単語帳を仕上げることが出来ます。
【関連】手帳を使って成績をあげる
③ スキマ時間の学習(所要時間 不定)
普段のスキマ時間には、付箋のついた単語を覚えようとしてください。
紙に書かなくても例文と単語、日本語の意味などを見ながら、アルファベットの並びと日本語の意味を紐づけることを意識すればOKです。次回反復するときに書けるように意識しましょう。
以上が英単語を覚えるための3つのプロセスです。
大事なのは、毎日必ず英単語を学習する時間をとることです。特に「反復」の作業は1日1セクションはノルマです。
私は、毎朝の勉強し始めにショパンのピアノ楽曲を聴きながら「反復」をしていました。(オシャレすぎ。)
はじめは少ししんどいかもしれませんが、覚えた単語が300,400個超えてきたあたりで慣れてきて、楽に学習が進むようになります。単語が試験にでやすい順に収録されているため、序盤でかなりの実力アップを実感できます。
反復の所要時間も回数を重ねるごとに、どんどん短くなります。
繰り返しになりますが、毎日継続することが1番重要です。
まとめ
今回はtarget1900を使った、英単語の覚え方についての記事でした。
英語は単語を覚えていないと全く得点できません。しかし逆に、単語帳を一冊極められればすぐにでも得点源になりえる科目です。
ぜひ単語帳を一冊ボロボロになるまで使い込んで、英語をあなたの武器にしてください。
では!
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