英作文の勉強法【理系難関大に向けて】
そして厄介なことに英作文で高得点を取るのはかなり難しいです。
では英作文で得点を取れなければ、難関大学を受けるのはやめた方がいいのでしょうか?
安心してください、そんなことはありません。
達成しなければならないのは5教科での「志望校合格」であって、「英作文の名人」になることではありません。
なので英作で高得点を取れなかったとて、他の科目で補って志望校に受かればそれでいいんです。
しかしさすがに英作文0点は避けたいですよね。
平均点ラインの得点はとりたいものです。
そこで今回は、理系の難関大学を目指す英作文が得意ではない人に向け、英作文対策の一例として私の勉強方法を紹介します。
それではまず、英作文対策の方針をたてていきます。
英作文対策の方針
英作文では満点の解答を書こうとしたり、難しい構文を使ってカッコつけたりする必要はありません。
大事なのは「いかに意味が伝わって、減点が少ない文章を書けるか」です。
この「意味の分かる減点の少ない文章」を書くには、
2.その構文を実践で使えるだけの応用力をつける。
必要があります。
ではそのための具体的な勉強方法を、参考書の例を挙げながら紹介していきます。
英作文の勉強方法と使用する参考書
まず英文を書く上では、構文とか書き方どうこう以前にある程度の語彙力が必須になります。
なので英作文の対策を行うには単語帳を一冊完璧にしていることが大前提です。
単語をあまり覚えていないのに作文の練習をしても、時間の無駄になってしまう可能性が高いです。
語彙量がなんとなく向上してきたら、英作文の対策に手を付けます。
使う参考書は2冊。
まず英作文を作る上での基礎力を養う参考書がコレ。
パターンで覚える英作文頻出文例 桐原書店
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「パターンで覚える英作文頻出例360」には、汎用性の高い言い回し・構文が使われた短い英文 , その和訳 , 解説が360個収録されています。
学習目標は「文章の全てを覚える」ではなく、「完璧に使いこなせる自分の武器(言い回し・構文)を増やす」ことです。
それぞれの例文で大事な部分が赤文字になっているので、その部分を中心に覚えていきましょう。
とはいえ例文自体がかなり短いので、いろいろ考えるのがめんどくさい人は文章まるごと覚えてもいいと思います。私はそうしてました。笑
そうして覚えた文のパターンに単語を正しくはめ込めば、得点がもらえる解答が書けます。
2冊目が、「覚えた構文が使える応用力」を養い、英作の難問に対する考え方を学べる参考書です。
最難関への英作文 桐原書店
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「最難関の英作文」には、実際の2次試験で問われるレベルの英作問題が多数収録されています。
問題はかなり難しいのですが解説がめちゃくちゃ丁寧で、難解な問題文を分かりやすい日本語に置き換え、だれもが知っている構文を使って解答する、という「英作文の解答手順」を学ぶことができます。
私自身この参考書を使って、「日本語が難解でも、特に難しい構文を使う必要はない」ということを学べました。
和文英訳・長文英作文・自由英作文の3つの章に分かれているので、志望校のレベルにあった章を使って、実践的な演習に使いましょう。
私の場合は自由英作以外の章の問題を週2日くらいの頻度で、一日につき2問~3問を解いていました。
英作文の対策は以上の2冊を使い分けて進めましょう。
最後に、「英作文対策をするうえで気を付けてほしいこと」です。
目標は「志望校合格」ということを忘れない
冒頭で述べたのですが、目標は「志望校合格」です。
「英作文名人」ではありません。
受験期に、なにを思ったのか貴重な勉強時間の大半を英作につぎ込み、学校や予備校の英語教師に添削してもらっている人をよく見かけました。
理系でも東大京大や医学部志望ならそれも必要かもしれません。
ライバルが英作でも難なく高得点を取ってくるなら、こちらも対策しなければいけないでしょう。
しかしそれ以外の難関大学を目指す現役の理系受験生は、そんな英作に大半の時間をつぎ込む必要は全くありません。
むしろ英作に時間をかけるべきではありません。
大きな差がつくのは理系科目です。
英作では人並みに得点できるだけの力をつけ、物理、化学、数学にウエイトをかけましょう。
それが「志望校合格」という目標への最短ルートです。
もちろん英作対策も大事ですが、目標を見失わないように注意してください。
まとめ
今回は英作文の勉強法を紹介しました。
英作文では最低限の部分点をもぎ取れるように対策し、理系科目でライバルを引き離せる位置につけましょう。
そして限りある時間を「合格」に向かって有効に使ってください。
また他の記事では、私が大学受験においてつかった化学の参考書を時系列で紹介したり、
センター地理で安定して8割以上を取る勉強法を解説しています。
受験生向けのコンテンツを多く発信していますので、休憩時間等にまたご覧ください。
では!
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