センター地理頻出、Google Earthのおすすめスポット4選
センター試験地理Bの勉強方法の記事でもお伝えした通り地理は暗記科目ではありません。
とはいえ、最低限の知識は頭に入れておく必要があります。
世界の特徴的な地形・国の位置関係などがこの「最低限の知識」にあたります。
でも地形を、名前や説明だけ見て覚えるなんてしんどいです。
最近の教科書はきれいなカラー写真を載せてくれていますが、教科書に印刷されていると一気に「the 勉強」って感じがして楽しくありません。
地形・国などの固有名詞を覚える上で一番効果的かつ楽しい方法は、その土地に「旅行する」ことです。
とはいえ本当に旅行するのはコストや手間を考えると現実味がないですよね。
そこでGoogle Earth(グーグルアース)の出番です。
Google Earth(グーグルアース)とは
Google Earthは、Googleが提供するバーチャル地球儀アプリです。
「地球儀規模の縮尺からどんどんアップにしていくことで次第に国家単位の上空写真になり、町が見え、民家が見えてくる様子を見ていると、私たちが青い丸い地球に住んでいるという事実を改めて実感できる」そんなアプリです。
App Store/Google Playで「グーグルアース」と検索すれば一発で出てきます。
このグーグルアースを使って地球儀規模から検索し、世界中の都市を立体的に見ることで旅行するような感覚で地名の暗記ができます。
実際に私は受験生のとき地名や都市を毎回Google Earthで確認していましたが、文字だけで覚えるのとは段違いで記憶に残りますし、楽しいです。
今回はセンター試験の地理Bにおいて頻出でもあり、おもしろい特徴のある場所を4個ピックアップして紹介します。
※Google Earthでの[検索ワード]を紹介するのでそれを自分でGoogle Earthで検索し、皆さん自身が「旅行」してください。そうすることでより、記憶が確かになります。
地理学習向けのGoogle Earthスポット
1.アメリカ中央部、センターピボットが見られる地域
検索ワード : [Stonington]
かなりの数の「緑とか茶色の丸いやつ」が見えると思います。これはセンターピボットと呼ばれる農業形態になります。
センターピボットは地下水を組み上げて円状に動くスプリンクラーによって作物に水を供給する農業形態で、アメリカ中央部の降水量の少ない地域(グレートプレーンズ)でみられます。(サウジアラビア・エジプトなどでもみられる)
センターピボットは砂漠地帯で農業ができる点では便利なのですが
- 地下水をくみ上げるので地盤が沈下する。
- 地下水には微量の塩分が含まれているため利用すればするほど地表の塩分濃度が高くなり、作物が育たない土壌になってしまう。(塩害)
などの弊害が問題視されています。
2.ドバイの特徴的な港
検索ワード : [Palm Jumeirah(パーム・ジュメイラ)]
石油産出国で超大金持ちの国、ドバイの港に浮かぶ奇妙すぎる形の港。
ヤシの木をイメージして作られた人工島で、大規模な居住・リゾート施設になっています。
近い将来に石油が枯渇することを見据えて非石油部門での経済発展を目指した観光開発の一環として建設されました。港全体が巨大な観光施設となっています。
やはり金持ちはスケールが違いますね。。
ほかにも砂漠気候なのにショッピングモールの中にスキー場があったりします。
レンタル代込みで2時間6千円ほどだそうですので、お買い物ついでにどうぞ。
3. スエズ運河
検索ワード : [Suez(スエズ運河)]
エジプトにある運河で、パナマ運河・キール運河と合わせて世界三大運河と呼ばれます。
かなり上空から見てわかるくらい大きい運河ですが、これが1869年に開通しているのが驚きです。
だってまだ西郷隆盛(1828~1877)が生きている時代ですよ。
4. 散村
検索ワード : [砺波市]
砺波平野の散村が見られます。
散村とは住居が一戸ずつ分散している村落のことを指します。
散村ができる条件の1つに「飲料水が自由に得られること」(用水路などに依存せずに)があります。
砺波平野は扇状地なので水はけが良い地質なのですが、地下水が豊富なために飲料水の確保が容易なのです。
ぜひ上空から見てください。絵に書いたような、きれいな散村でしょう。
私は受験期この砺波平野の散村を見るのが好きで、休憩時間に結構な頻度で眺めていました。
そしたらまさかの2015年センター地理Bの本番で砺波平野が出題され、試験中に危うく歓声をあげそうになりました。
地理Bではこういった、一見無駄な知識が役に立つことが大いにあります。オタクに有利な試験なのです。
まとめ
今の時代は便利なもので、家に居ても世界のあらゆる場所の光景を目で見ることができます。
これを地理学習に利用しない手はありません。
Google Earth、ぜひ有効に使ってください。
では!
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