【大学受験】模試の復習・活用方法
独学で大学受験するにあたって、模試を活用できるかどうかは成績の伸びに大きくかかわります。
私は独学で大学受験をしましたが、模試は勉強の目標を立てる上での「軸」といえるくらい重要でした。
今回はそんな自分の経験を踏まえて、効率の良い模試の活用方法を紹介します。
模試、「受けっぱなし」になってない?
あなたは模試を「受けっぱなし」にしてないでしょうか?
大多数の人は、模試を受験した数週間後に順位や合格判定が出て一喜一憂し、その結果を見た教師に進路指導されるのを待つだけの「受けっぱなし」状態にしてしまいます。
それではせっかく頑張って受験した模試を、全く活用できていません。
でも「模試を活用する」とは、具体的に何をすれば良いのでしょうか。
力を入れるポイント
↑模試の見直し作業の写真
結論から言うと、模試を受験した時に一番重要なのが受けた後の見直しです。
これは自体は学校でもよく言われる事だと思います。
しかし、ほとんどの教師は「見直しが大事」としか言わず、その具体的な方法までは教えてくれないですよね。それはなぜなら教師自身も「模試の見直し」をしたことがないため、教えることができないからです。
(いつの時代も「大多数の人」は模試を活用できてないので。)
教師も人間ですから、完璧な人ばかりではありません。
それはさておき、「見直し」は具体的に何を重視し、どのようにして行うべきなのでしょうか。
見直しで重要なこと
模試は定期テストとは違い、広い出題範囲からまんべんなく問題が出題されます。
そして科目ごとの詳細で大門の得点率などを見ると、その科目における自分の弱点の「単元」がおおまかに分かります。
まず、その弱点の単元こそが「自分の伸びしろ」であることを認識しましょう。
それだけ伸びしろが多いことが分かっただけです。なので大喜びすべきです。
もし仮に模試の結果が全科目満点だった人がいたとしたら、その人はその模試からはもう何も学ぶことがないことになります。そうなると頑張って受験した約1日はほぼ全部無駄です。
なぜなら受験勉強の目標は「志望校合格」であり、「模試で良い成績を取ること」ではないからです。
伸びしろがあることに感謝しつつ弱点の単元を重点的に参考書等を使って学習しましょう。
そして「参考書を使って学んだあとに、もう一度模試を解く」までが見直しです。
模試の見直しのワンサイクル
・”弱点”を探す
・見つけた”弱点”の単元を、参考書等を使って学習する
・”弱点”部分の模試の問題をもう一度解く
「参考書を使った勉強方法」に関しては、このサイト内の「大学受験のカテゴリ」で色々と紹介しているので、そちらを参考にしてください。
→ あらびか塾:大学受験カテゴリ
さて「見直し」と並行して、次は模試を”自分だけの参考書”にします。
模試を参考書化する
ノートを一冊用意し、模試でできなかった問題とその解答をまとめた自分専用の参考書を作ります。
間違った模試の問題をそのまま切り取って(またはコピーして)その専用ノートに貼り付け、見開きの余白に解答欄を作って自力で解答します。
見直しが終わった問題から順にこの「参考書作り」をしていくのがベストかと思います。
それか、とりあえず答えを確認しながら専用ノートに解答していき、その問題のカギとなる公式や定理にマークをつけておいたりするのも良いです。
この作業をしておくことで、次の模試の直前に「専用ノート」をパラパラと見直したりして使えます。
これをするだけで、模試の直前に「自分の苦手な単元の一番大事なとこ」をおさらいできるので、かなり効果があります。
最後に「模試の結果」についてです。
模試の結果は「参考」程度
模試は自分の弱点が分かったり立ち位置を把握できたりして、受験生活のなかでも一つのアクセントとなる良い機会です。
しかし、結果で一喜一憂するのはやめましょう。
もしかしたら、それを見てかなり落ち込みそうになるかもしれません。
でも本質を見れば、その結果はあなたの1,2ヶ月前に模試を受験した時の実力であって、現在やこれから先には全く関係がないので、落ち込む必要は皆無なんですね。
そんなことよりも大事なのは、さっき解説した「見直し」によって科目ごとの得点できていない分野を把握し、その弱点をなくすための勉強計画を立てることです。
模試は志望校合格という目標を達成するための、手段の一つでしかありません。
どうか判定に惑わされず、しっかりと目標を見据えてください。
ちなみに模試の結果が悪かった時のうまい対処方法も別の記事で紹介していますので、そちらの記事も参考にしてください。(たしか「破いてもええで!」みたいなこと書いた)
模試は積極的に利用しよう
模試は塾に通っていなくても使えるにも関わらず、塾が提供している全てのサービスの中で最強のものであると断言できます。
プロが作ったテストだけあって問題も解説も素晴らしく、値段もクオリティの高さに比べれば非常に安価です。
これを利用しない手はありません。
学校で受ける場合もあると思いますが、個人で申し込んで2か月に一回くらいのペースで受験するのがおすすめです。
定期的な受験によって定期的に学習の方針が立てられるので、「なにを勉強すればいいのかわからない」という勉強迷子の状態にならないで済みます。
まとめ
今回は独学での大学受験において必須のツールである模試について、その活用方法と判定に対する注意点などを解説しました。
ぜひ模試を有効活用し、志望校合格に繋げてください。
また別の記事では、私が独学受験で使用した物理の参考書を、使用した時系列で紹介したり、
夏休みの1日勉強スケジュールを紹介したりしています
受験に有利になる知識を色々配信していますので、ぜひ休憩時間等にご覧ください。
では。
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